体型別お悩み解決!色々な体型に補正方法7種類のアドバイス
着物の似合う理想の体型は、『なで肩・ずん胴』と言われます。補正によってそのような体型にもっていけばよいのです。綿花・タオルなどを使って長襦袢を着る前、肌襦袢の上に上手に工夫してみましょう。
補正について少しまとめましたので参考になさって下さい。
〔ぽっちゃり体型の方〕
綿花やタオルを当てると余計に太って見えると思っている方が多いようですが、やはりずん胴にするためにひっこんだところへはタオルや綿花をあてて下さい。
〔細い体型の方〕
胸に週刊誌大の綿花をあてます。冬などは長襦袢の下にキルティング素材の肌襦袢や裾よけを付けるのも良いでしょう。
〔背の高い方、ウェストの細い方〕
ウェストの紐は着ているうちにだんだん細い方へ逃げますので、薄手のタオルなどを巻くなどしてウェストをずん胴にしておきましょう。
〔猫背の方(姿勢の悪い方)〕
衿の後ろを少し多めに引き、胸のない方は綿花をあて前に膨らみを持たせます。着ているうちに首の後ろの衿が詰まってきやすいので、時々長襦袢の背中~お尻のあたりを下に引いて衿を首から離しましょう。
〔バストの大きい方〕
着物用ブラジャーで胸を押さえるのが一番ですが、洋服用のブラジャーならステッチやワイヤーが入っているものを避けてなるべくバストの山をつぶしましょう。そうすると胸元がすっきりと美しくなります。
胸と胸の谷間へしわの寄る方は三角形の綿花(パッド)をあてるとしわが出なくなります。
〔いかり肩の方〕
綿花をちぎって7㎝巾、15㎝の長さのパットを作り肩にあてるといかり肩が目立たなくなります。着物を着たら肩の力を抜いてみましょう。
こちらは帯結びの時のポイントです。
〔お腹の出た方〕
帯を締める時にタオルまたはオシボリを細長く巻いて前板の上の方にだけ挟みます。その上に帯揚げを結ぶと隠れます。
帯も上がってきませんしお腹の出たのも目立たなくなります。出たものをおさえるというより引っ込んだところへ足すという方法をお勧めします。着物の下前を心持ち多く上げて着付け、帯を低めに締めましょう。